防災井戸の必要性

千代田ボーリング:技術部の斎藤です。
クリスマスイブもなんのその、仕事に励んでおります
💦

皆さま、防災についてどのぐらい対策していますか?

天災は忘れた頃にやって来る
良く聞くこの言葉は、故寺田寅彦博士が大正の関東大
震災の時に何かの雑誌に書いた警句とのことです。

大地震が起これば建物や道路と同時にライフラインに
影響を受けます。
もし大規模災害となれば上水道の供給停止や下水道施設
の被害により飲料水の確保と同様、手洗い水、トイレの
排水など様々なところで生活用水が必要となります。
集団生活ともなると公衆衛生の管理が必須となり病気の
集団感染などを防止するためにも生活用水などを自分
たちで確保しなければなりません。
私も2011年の東北大震災時に東京で上下水道の
インフラ設備に影響を受け節水や濁り水で体を洗った
り、断水による生活を経験をしました。
こういった問題点や事例に基づき提案されるのが
防災井戸です。

上記の写真は人力で井戸から地下水を汲み上げる手押し
ポンプと言います。
農業用に加え今では防災用としても広く利用されていま
す。
このポンプの利点は何といっても電気を使用せず人力で
汲み上げられることです。
操作が簡単なため小さいお子様でも汲み上げ可能です。

また、最近では手押しポンプと水中ポンプを組み合わせ
た施工もできます。
普段は様々な用途で動力により地下水を使用し、災害時
電力ストップの際は手押しポンプとして防災用に切り替
え使用することができます。

今後災害はいつ起こるかわかりません。
備えあれば憂いなし!
皆さまも防災井戸を検討してみてはいかがでしょうか。